アメリカの広告力の秘密
〜特集です〜

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久しぶりの特集更新になります。

みなさん、調子はいかがですか?
このサイトをご覧の方の中から
「コピーライター、採用されましたっ!」って声が聞ける日を
楽しみに待っています。
教えてくださいね。

と前置きはこのくらいに
今回は、アメリカの広告のパワーの秘密に迫ってみたいと思います。

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アメリカ。

その言葉からみなさんは何を連想されますか?
広い。
暴力。
セントラルパーク。
9.11
世界の警察。



等々いろいろ考えられると思います。


中でもアメリカを広告力という観点から見てみると、
そのパワーの源には
『人種のサラダボールである』
ということが挙げられると考えます。

それはつまり何を意味するか?

@言語の多様化
A習慣の多様化

大きくこの2つに集約されます。

かつてアメリカには計算ができない人や
言語がまともに読めない人が結構いたと言われています。

しかも少数ではなく、そこそこの数で。

企業は、そういった人たちを顧客にするために
非常にシンプル&明快なコミュニケーションで
広告を出稿する必要がありました。

言語の壁を越え
習慣の壁を越え
教育の壁を越える
スピードと普遍性のあるコミュニケーションが必須でした。

ここでアメリカ運輸省が制定するピクトグラフをご覧ください。




しかるべき状況でこのピクトグラフを見れば
100人中90人は同じ情報を読み取れるのではないでしょうか。

広告と標識は違う?

多くの人に同じ情報を瞬時に伝える使命を持つ点で
根本は同じです。

アメリカの広告が優れているのは
このピクトグラフに見られるように
誰にでもわかる、
悪く言えば
どんなに頭の悪い人にも理解できる方法を
古い時代から実践してきた結果です。

どんな言語や習慣を持った人でも惹きつける。
そして誰が見ても理解できる。

お国柄が生んだものすごい能力だと思います。


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余談になりますが、
広告だけにとどまらず
Made in USAの製品にも上記のような思想が徹底されています。


誰が使っても
企業側が考える使用法しかできない。
変なことにはならない。
そのように製品は作られます。

言葉は悪いですが

(耐アホ仕様)の徹底です。

なぜなら、何度も言いますが
説明書を読めない人や
習慣的な癖を持った人にも
どんな人にも使えなければ市場の拡大が望めないからです。

そして
人種のサラダボールの中で
認められた製品は
もちろん世界を相手にしても大ヒットです。


音響メーカーBOSEのスピーカー類・・・
(誰が置いてもそのようにしか置けない設計)

マクドナルドの生産システム・・・
(誰がどんな状況で作っても同じものを提供できる)

そして極めつけがアップル社が送る
人気絶頂のiPodでしょう。

もちろんアップル社の広告も大当たり!
「アップルっぽくしてほしい」というクライアントの声を
たくさん聞くようになりました。

アメリカ。

今回はこれでおしまいにしますが、
戦争さえも
そんな優秀なアメリカの広告力(メディアの力)が
作り出しているという悲しい現実もあります。

↓↓↓
ドキュメント 戦争広告代理店
銃弾より「キャッチコピー」を、ミサイルより「衝撃の映像」を!
演出された正義、誘導される国際世論。
ボスニア紛争の勝敗を決したのはアメリカPR企業の「陰の仕掛け人たち」だった…。
驚愕のノンフィクション。

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参考文献:
経済ってそういうことだったのか会議
対談
元電通の天才プランナー佐藤雅彦
×政治家 竹中平蔵


■■■■■■■■■■【バックナンバー INDEX 】■■■■■■■■■■

第1回:人生を3つの単語で表すとしたら

第2回:広告の天才たちが気づいている51の法則


第3回:広告は誰に向けられているの?

第4回:コピーはテクニックにあらず

第5回:発見→即コンタクト!

第6回: コピーライターの可能性

第7回:言いたいこと、知りたいこと。

第8回:認知的不協和を考える

第9回:コピーライターは営業マン?

第10回:アメリカの広告力の秘密

第11回:コピーライター、Webへ!

     



 

 


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