コピーはテクニックにあらず
〜特集です〜

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今回は、福岡の現役コピーライターさんからいただいたメッセージを
ご紹介します。

人生経験も豊富で、
僕なんかがこんなところで偉そうにご紹介するのも
なんだか気が引けるのですが、
「特集にメールの内容を使わせて頂いてもいいですか?」とお聞きしましたところ
快諾していただけましたので
遠慮なく掲載させていただきます。

ホームページには本名も公開されていますが、
公開の掲載に関してはコトダマヤさんとお呼びすることにします。
コトダマヤさんのホームページはこちら

コピー・テラス/言霊家



いろんな経緯があって現在はコピーライターで活躍されているコトダマヤさん。
コピーライターになる前に、町工場で働かれていたことがあり
そこでの体験、そこで感じられたことです。
ブラジル人と共に汗を流していた頃の貴重なお話です。

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中略
・・・
ボクの町工場時代は、その頃に重なります。
そしてそこで得た一番貴重な実感は、
「人間、生まれた国や肌の色なんて関係ないんだな」でした。
ボクは土方がメインの人材派遣会社に登録して、
その町工場に派遣され、線路に使われる、
コンクリート製の枕木を作っていました。

しかし同じ立場の多くの人間は、
あちこちの建設会社でリストラされて、
ボクと同じように地方新聞の3行広告を見て登録して、
派遣されて来ていたオヤジ達でした。

中には全く使えなくて、1日来ただけで
「やる気のないデリヘル嬢」のようにチェンジされる人もいました。
もちろんきちんと仕事が出来て信頼されている人もいましたが、
それと匹敵するほど、あるいはそれ以上にデキたのが、
その町工場で直接雇われていた
「日本語カタコトのブラジル人達」だったのです。
・・・・
後略


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このメールを読む前と読んだ後では
「ブラジル人」
「町工場」
に対する見方が確実に変わりました。

僕らは、イメージで物事を知ったつもりになりがちです。
言葉がもつ雰囲気で理解したつもりになって
思考を停止してしまいます。

目に入ったもの、
聞いたこと、
今自分がなぜそう考えたのかなど
常に意識できるかどうか。

これらは、広告を発信する或いはモノを創る立場の人が
絶対にさけては通れない点であると考えます。

そして、そういった日々の姿勢
つまり
ものの考え方、生き方から
リアルなコピーは生まれるものだと思います。

宣伝会議のコピーライター養成講座で何人かの講師の方もおっしゃっていましたが
コピーは極論を言うと「教えられない」そうです。
なぜなら、それは、生き方に直接関わっているからです。

意識的に生きる。

メール文は趣旨と違う部分で抜粋しましたので
町工場時代のコトダマヤさんが
「意識的に生きる」を実践されている部分が
抜けてしまいましたが、
広告の世界とは全然違う世界にいたコトダマヤさんが
コピーライターになられて活躍されている裏には
そんな一貫した真摯な生き方が確かにうかがえました。

考えています。
特に“関係性”を意識的に捉えようと実践されています。

距離感や
関係性を
常に意識することは、
コピーライターの必須条件ではないでしょうか。

コトダマヤさんのホームページはこちら

コピー・テラス/言霊家



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意識的に生きる
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■■■■■■■■■■【バックナンバー INDEX 】■■■■■■■■■■

第1回:人生を3つの単語で表すとしたら

第2回:広告の天才たちが気づいている51の法則


第3回:広告は誰に向けられているの?

第4回:コピーはテクニックにあらず

第5回:発見→即コンタクト!

第6回: コピーライターの可能性

第7回:言いたいこと、知りたいこと。

第8回:認知的不協和を考える

第9回:コピーライターは営業マン?

第10回:アメリカの広告力の秘密

第11回:コピーライター、Webへ!

     


 

 

 

 

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