言いたいこと、知りたいこと。
〜特集です〜

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広告であれ、カタログであれ、チラシであれ、
およそメッセージというものには
発信する側と、受ける側が必ずいます。
これは、メタファーに関する物語です。


こんにちは。
村上春樹の「海辺のカフカ」が文庫化されて読みまくっているせいで
久々に村上かぶれに戻って、村上調で、今回の特集は始めてみました。

メタファーに関する物語という部分は嘘ですが、
初めの3行は当たり前の事ですが、とっても大切なことです。


広告であれ、カタログであれ、チラシであれ、
およそメッセージというものには
発信する側と、受ける側が必ずいます。



【メッセージを発する側→メッセージを受ける側】

コピーライターの役割のかなり重要な部分に、
この2つの側の真ん中に割って入って
効果的で、効率的なコミュニケーションが図れるように調整する仕事があります。

極論、それが広告の仕事だと思います。
では、その内容を詳しく見ていきましょう。

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クライアントは、自社の製品の事については
僕らが入るすきのないくらい詳しいです。
そして、誇りをもっています。
基本的に、商品の事が好きです。

そして、打ち合わせのなかでこう言ってきます。

「この商品、ここものすごくいいんですよ〜、ここを強くアピールしてください」

それを鵜呑みにして、言われた通りに広告を作ったら
100%誰も気にとめてくれない広告のできあがりです!

(もちろん、基本はクライアントのお言葉重視ですが)

な〜んでか??

答えは簡単です。

企業が言いたいことと、お客さんが知りたいことは
違うからです。

わかりやすい例で説明します。

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ある飲食店の店長さんが、
お客さんをもっと呼ぶために広告を出したいと言っています。

お話を伺うと、どうも最近汚かったトイレをリフォームしたらしく
そこをアピールして客を呼んでくれ!と言うのです。

「お店 のトイレがキレイになりました。
歓送迎会は是非、居酒屋○○で。」

店長は、トイレをキレイにしたことが
最高の集客訴求点だと思いこんでしまっています。

でも、実際に居酒屋に行くとき、
どれだけの人がトイレの綺麗さで店を選んでいるでしょうか?

違いますよね。

勝負する土俵を間違えているんです、この店長。

だから、僕らはこう提案します。
トイレのことではなくて、
お客さんの欲しい情報を発信しましょう、と。

例えば ・・

「当店のビールは、冷凍庫で10時間冷やしたジョッキでお持ちしております。」

「大人気!とれたて野菜のサラダ、サービス中」

「おでん、じっくり煮込んでます。」

お客さんが欲しい情報は、
やはりこういう食べ物のそそられる情報ではないでしょうか?

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極端な例ではありましたが、
実際の現場でも、これに似たことは本当によく起こっています。

クライアントの方も、もちろん会社を離れれば、
いち消費者であり、広告を見るときに
「なにおかしなこと言ってんだ〜」と
他社のおかしさには気が付くのに、
いざ自分の会社の製品になると、思い入れがあるがゆえに
上のトイレの例のようなことになってしまうんです。

さあ、コピーライターの出番です。

まず、何を伝えるのか決めます。
情報に優先順位をつけることでもあります。
上の例で言うと、
トイレ情報は優先度的には、あまり高くないと見定めることです。
その作業は、逆に言うと
「何は伝えなくてもいいか」を決める作業になります。

削っていきます。
言いたいことは絞りきります。

あれもこれも・・は、何も言っていないのと同じですからね。

訴求ポイントが決まれば、
あとはその見せ方です。

そこでやっと、言葉を探したり、デザインの話になってきます。
そして、ストーリーを作っていきます。
しかもそれは、
発信者側が気持ちいいのではなくて、
お客さんに気持ちいいストーリーを作っていきます。

これ、コピーライターの仕事です。

より効果的に、素早く、
発信する側と受ける側を結びつけるコミュニケーションの場を
作り出すことを考える。

はい、コピーライターの仕事です。


言葉を書く以前に、することたくさんですよ。
もちろんそのあと、
言葉の海に溺れるんですが・・・・。

オススメ度★★★★★

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コピーライターの仕事をわかりやすく解説しています。
しかも現役で大活躍中の方々の濃〜いインタビューてんこ盛りです。

■■■■■■■■■■【バックナンバー INDEX 】■■■■■■■■■■

第1回:人生を3つの単語で表すとしたら

第2回:広告の天才たちが気づいている51の法則


第3回:広告は誰に向けられているの?

第4回:コピーはテクニックにあらず

第5回:発見→即コンタクト!

第6回: コピーライターの可能性

第7回:言いたいこと、知りたいこと。

第8回:認知的不協和を考える

第9回:コピーライターは営業マン?

第10回:アメリカの広告力の秘密

第11回:コピーライター、Webへ!

     


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