ラブレターが書けますか?
〜コピーが陥る罠〜


「広告は、企業からお客様へのラブレターである」
ということがよく言われます。
そう、コピーはラブレターのメッセージそのものなのです。

ところで、ラブレターって書いたことありますか?
最近では、メールという新しい手段も出てきましたが、
その本質は、便せんに丁寧に想いを綴っていた頃と何ら変わりません。

本質?

はい、気持ちを正直に伝えるということです。
ラブレターに嘘を書く人はいないはずです。

ところが

「広告は、企業からお客様へのラブレターである」
・・・のハズが、実際に広告を作る、コピーを書くとなると、
自分が思ってもいないようなことを平気で書いてしまいがちなのです。

等身大の自分から出るメッセージではなく、
「広告っぽい」「コピーっぽい」ものを書いてしまうんです。
ものすごくステレオタイプの発想に陥ってしまうんです。(反省)

例えば、市民プールの集客を目的にした駅貼りポスターを制作するとします。
キャッチコピーを考えるわけです。

読むのをチョットだけやめて、
考えてみてください。












「楽園、発見。」

「近所でリゾートしませんか?」

「目の保養所です。」

「プールで心も裸に」










最悪のパターンです。

一見すると、広告っぽくて間違っていないように感じますが、
(例のコピーが悪すぎて、広告っぽく感じなかったらゴメンナサイ( +_+ ))
これらは、ラブレターの原則を破っています。
だって、上のコピーみたいなこと本当は全然思ってないでしょ。

楽園??・・・市民プールが楽園なわけないっ!
リゾート??・・・市民プールを誰もリゾートだと思いません!
目の保養所??・・・こんなこと言ってるプールに女の子が行きたいわけない!
心も裸に??・・・ありきたりのフレーズ。紋切型。


何度も言いますが、
ラブレターには、正直な気持ちを書くものです。
思惑の見える決めつけ、つまり
「みえみえ」は恥ずかしい〜。

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お手本

非常に有名で、みなさんご存じかとは思いますが、
やはり、お手本はこれっきゃないです。



コピーライター:岡田直也 アートディレクター:大貫卓也
博報堂の名コンビで、数々の名作を生み出しています。
現在はおふたりとも独立。



豊島園の広告です。
市民プールではありませんが、名コピーです。
感覚的で誰にでも伝わるメッセージ。
プール行くなら豊島園行こうか〜ってことになるわけです。

→具体的なキャッチコピーの書き方


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お手本 その2
(2007.12追記)



コピーライターの谷山雅計さんも、

著書(広告コピーってこう書くんだ!読本)のなかで

このようなことをおしゃっています。

人はコピーでウソをつく。

例えば、「古本屋に若者を呼ぼう」という課題でコピーを書かせると

必ず出てくるタイプのコピーがあって、

「前の持ち主の涙の跡が残っていて、自分も同じ所で泣いた」

といったもの。

口を酸っぱくしてここで書いてきましたが、

こういうの、 ウソウソコピーですよね。

こんなシチュエーションってぶっちゃけありますか?



そう、ないんですよ。

でも書いてしまう。


コピーを書くぞと意気込んで書けば書くほど出やすいんです。


谷山さんは、そのウソコピーへの対処法として、

「世の中の決まりごとを疑ってみろ」とおっしゃっています。


暗黙の了解を疑うのです。


金持ち=ずるい、卑怯・・・ホントか??

モデル=美人・・・そうでもないの結構いるぞ

など・・

その、当たり前と思われているようなことに真剣に向き合って考えると

一般論が取りこぼしている、真理が見えてくるのです。


だから、古本には涙の跡はないのです。


「写真集を古本で買うのはなんか気持ち悪い」

となると、こういうリアルな設定から発想したほうが、

納得感のあるコピーになる可能性が高いというわけです。


どうでしょうか?

感覚的なものでもありますが、何となく伝わってますでしょうか?


そういったコピーのウソに陥らないための方法など
厳しく書いてくれている本を紹介しときます。
かなりわかりやすく丁寧に書かれていますので、絶対オススメです。

読んでみてくださいな。

広告コピーってこう書くんだ!読本
谷山雅計 著
宣伝会議(2007年9月初版)
\1,890(税込



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まとめ

アクマで「自分の感覚」で書く。

(心に刻んでがんばります)

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